どうも、ベルツリーです。
『名探偵コナン』に出てくるちょっとした知識について深堀していくコナン雑学第2回目。
今回は、週刊少年サンデー2020年21号“光”で出てきた「チンダル現象」について調べてみました。
※ネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。
水と牛乳とライトで光を散乱
学校で飼っているニワトリが病気で死んでしまい、新たなニワトリを譲ってもらいに、少年探偵団(歩美、元太、光彦、コナン、灰原)と小林先生と若狭先生が牧場へと訪れます。
バスのなかでちょっとしたいざこざが起きますが、そこに安室さんも同乗しており、事態をおさめます。
どうやら、安室さんもコナンたちが行く鳩山牧場に用があるとのこと。
一緒に牧場へと向かい到着しましたが、留守のようなので先にニワトリを見に行こうと養鶏場へ行くと、そこにはニワトリの姿はありませんでした。
牧場周辺を見て回りますが、気がついたら歩美がはぐれてしまい探していると牧場の経営者の弟と出会います。
事情を話したあとに、その弟が大きなリュックを開けると、なんとそのなかには歩美が…。
歩美の首筋にナイフを突きつけ、コナン、光彦、安室、小林先生は地下室へと閉じ込められてしまいます。
その地下には安室の部下である風見が閉じ込められており再会することに…。
地下室から抜け出そうと、コナンたちとは別行動をしていた灰原、元太、若狭先生に探偵バッジで助けを求めます。
地下室の場所を見つけた灰原たちですが、地下室の入り口は頑丈そうな南京錠がかかっていました。
コナンに言われて、地下室がある事務所内を探そうとしますが、事務所が薄暗くてなかなか探索ができずにいます。
電気をつけようにも、犯人である経営者の弟に見つかってしまうため付けられずにいると、コナンがペットボトルに入った水のなかに牛乳を入れ、そのペットボトルを腕時計のライトで照らすよう指示します。
すると、あたりは明るく! これは、「チンダル現象」を利用したものということでした。
チンダル現象ってなに?
チンダル現象とは、光の特性によって起こる物理化学的現象の1つで、分散系に光を通したときに、光が主にミー散乱によって散乱され、光の通路がその斜めや横からでも光って見える現象を言うそうです。
19世紀イギリスの物理学者のジョン・チンダルによって発見されたため、この名前になったとのこと。
【ちなみにミー散乱とは】
光の波長程度以上の大きさの球形の粒子による光の散乱現象。
雲が白く見えるのもミー散乱によるもの。ミー散乱では可視光のどの波長も同じように散乱されるので、観察者の眼に入ってくる雲からの散乱光はどの波長の光もほぼ均等に入ってくることになり、その結果、無彩色に見えるそう。
上記のような内容を安室さんが瞬時に解説していました。今回の場合は、水のなかに牛乳を入れそれに光を当てることで、粒子に当たった光が散乱しチンダル現象を起こしたということです。
さすが、多くの顔を持つ優秀な安室さんだけあって博識ですね。
なかなか普段から水と牛乳を持ち合わせていませんが、いざというときのために覚えておくと役に立つかもしれません。
参考


